学芸員室の雑記帳

雑記史

「2007年4月3日(火)、帝国データバンク史料館がオープンいたします。 当史料館は、信用調査業界初の史料館です。」

皆さま、いつも当館の雑記帳をお読みいただきありがとうございます。以前からご存じの方は、一番初めにお読みくださった雑記帳を覚えていますでしょうか。実はこの雑記帳シリーズ、2007年の開館当初から続いておりまして、今回の投稿は1342回目となります(中途半端な数字ですが)。自分で数えたのですが、4桁を優に超えるとは思わず、予想以上の数字に驚いてしまいました。

今月に入り、過去の雑記帳のデータを保存する作業を行いまして、1件ずつ本文を写しておりました。中を開くと、お会いしたことのない諸先輩方の努力や奮闘、何気ない日常、お客様の声など、史料館の歩んできた15年分の歴史を辿るような、感慨深い思いに浸りました。

1行目の文章は、記念すべき第1回目の投稿のタイトルです。開館のお知らせと共に展示内容の紹介があり、6行ほどのご挨拶文となっていました。ずいぶん短い内容だと感じたのですが、なんと当時はほぼ毎日投稿していたそうなので、現在と方針・形態が少し異なるのでしょう。それにしても毎日投稿…そのバイタリティーに感服いたします。普段何気なく書いているこの雑記帳ですが、こうして見返すと、史料館のこれまでを詳細に残したTDB史料館の“歴史史料”なのかなと思いました。自分の稚拙な文章も、いつか“歴史史料”になり得る日が来るのでしょうか。少し恥ずかしいですね。

昨年のホームページリニューアルに伴い2021年以前の投稿は現在公開しておりませんが、まだまだ続けて参りますので、これからの投稿をお楽しみいただければ幸いです。まずは目指せ2000回!でしょうか。