学芸員室の雑記帳

メルマガ効果

暦の上ではそろそろ春になろうかとしていますが、まだまだ寒さ厳しく、その分展示室が少し温かく感じられる季節です。

先日開催した1日体験古文書講座は、約88名という過去最高数の皆さまにご参加いただき、古文書講座と常設展示室の360°VRツアーをご案内しました。最後30分のVRツアーは講座のおまけのようですが、実はメインイベントです。実際の展示室にはこれだけの人数は一気に入りませんので(密も密です)、オンラインのおかげで通常より多くの方に展示をご見学いただくことができました。

講座後のアンケートでは、展示内容に関心を寄せられた声も複数あり、なかには個人的にものごとの起源に関心があるために、信用調査業の起源の部分を興味深く聞いてくださった方もいらっしゃいました。最近、日経新聞の「なるほど!ルーツ調査隊」を面白く読んでいますが、ものごとの「起源」には、意外な発見や驚きが含まれているところに魅力があるのかもしれません。

今回多くの方にご参加いただけたのは、ひとえにメルマガのおかげです。SNSなどさまざまな広報ツールが発達するなかで、メルマガはすでに古いツールになりつつあるイメージをもっていたので、配信後すぐに申し込みが定員に達したことには驚きました。不特定多数に向けて情報が流れていくSNSに比べて、個々へダイレクトに通知が届くメルマガはより目に留まりやすいのでしょうか。メルマガによって史料館の存在を知り、ご来館いただいた方もいらっしゃいました。メルマガ効果を改めて実感した今回の講座でした。