「奇跡の9連休」と話題になった年末年始の休暇も終わり、当館は今週7日(火)より通常開館しております。
本年もTDB史料館をどうぞよろしくお願いいたします。
さて今年、帝国データバンクは創業125周年を迎えます。この節目を機に、当館では自社の歴史と信用調査の歴史を改めて振り返り、企画展や『帝国データバンク史料館だよりMuse』でご紹介していく予定です。
第一弾は、1月21日(火)よりテーマ展示コーナーにて企画展「創業者 後藤武夫」を開催します。
後藤武夫は晩年、自らの「反省史」「至誠努力の実行記録」として執筆した『後藤武夫伝』の中で、信用調査の意義とその業務を遂行する決意を以下のように書き残しました。
―興信所とはなんぞや
そもそも興信事業とは何であるか。それは読んで字の如く、信用興起の目的であらねばならぬ。実業道徳の興隆、信用取引の発達を図る事業である。私はこの崇高なる目的を以て設立せる自己の事業を自己の人生観に立脚し、『大正直大勉強主義』即、『至誠努力主義』によって遂行すべく決心したのである。或時自ら筆を執って此語を大書し、其の大扁額を事務所の正面に掲げた。而してそれはまた我が帝国興信所の神聖なる標語として所長たる私は勿論、全所員の拳々服膺すべき信条となったのである。
展示では、信用調査の黎明期に独力で信用調査会社を興し、数多くの試練を乗り越えながらその発展に尽くした後藤武夫の生涯をたどります。関連資料の実物展示も行いますので、ぜひ会場もしくは当館ウェブサイトのVRでご見学をいただけましたら幸いです。
会期スタートまであとわずか。開始まで今しばらくお待ちください!