帝国データバンクの創業者・後藤武夫は自伝『後藤武夫伝』を遺しています。帝国興信所が発行していた雑誌『日本魂』での連載を書籍化したもので、500ページ超の大作です。
後藤武夫は自序でこの自伝について「敢て偽らず、敢て飾らず、赤裸々に、過去より現在に及んで之を直叙したのである」と書いています。
その言葉の通り、『後藤武夫伝』には若い頃の失敗の数々についても包み隠さず書かれています。一例を挙げるなら、大学に入るために上京するが勉学に身が入らず、また貴重なお金を遊興費として使ってしまって挫折、などです。
来週から始まる企画展は、この創業者をテーマとしています。
一度や二度の失敗でめげることなく、それをも糧にして這い上がり、商工業の発展のために信用調査業に邁進してきた「後藤武夫」の生の歩みを「敢て偽らず、敢て飾らず」お伝えします。
足をお運びいただき、バイタリティあふれる後藤武夫を感じていただければ幸いです。
企画展「創業者 後藤武夫」
会期:1月21日~8月22日
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