学芸員室の雑記帳

ナイトミュージアム

照明を落とした展示室

閉館作業を終えて、まっくらな展示室を後にするとき、ごくたまに「こわい」と思うことがあります。当館は2007年の開館で、立地上、性質上、特に怖がる要素はないのですが、ただ単にフロア1人、明るかった展示室が暗闇になったときに、ふと怖く感じる、その程度のことです。古い博物館では収蔵庫などで何かしらエピソードがあるという話は耳にしますが、霊感皆無の学芸員にとっては、一生縁のない話であってほしいです。

ただ、展示室にはなぜか機器がよく壊れる場所があって、どこか(お隣?)から電磁波が飛んできているだの、小人さんが悪さしてるだの好き勝手言っていますが、機器も多ければ配線の問題などで、壊れやすい場所も出てくるでしょう。

そろそろ開館20年。機器もだいぶ年を取ってまいりました。メンテナンスなどで、来館をお受けできないこともございます。ご不便をおかけいたしますが、ご来館の際は事前のご予約をお願いいたします。