2020年9月29日(火) | 『Muse』37号刊行しました |
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このほど『帝国データバンク史料館だよりMuse』第37号を刊行いたしました。
本号より紙数、誌面ともに大幅にリニューアルいたしました。より展示や資料にフォーカスした内容になっています。ぜひ新しい『Muse』をお楽しみください。
巻頭では、展示企画にリンクした記事を特集します。今回は秋開催予定のテーマ展示「信用録と会社録 移り変わる"企業データブック"」に併せ、当社が発行する企業データブック『帝国銀行会社要録(現帝国データバンク会社年鑑)』のデータベース活用について、一橋大学経済学研究科教授の岡室博之先生にお話をうかがいました。
前号からの継続企画「輝業家交差点―近代にっぽんを彩る人物往来」第3回では、銚子のヤマサ醤油の7代目店主濱口梧陵に焦点を当てます。「稲むらの火」の物語の主人公、庄屋五兵衛のモデルともなった濱口梧陵について慶應義塾大学文学部人文社会学科教授の井奥成彦先生にご寄稿いただきました。濱口は西洋医学へ厚く貢献し、テレビドラマ「JIN―仁―」にも主人公のペニシリン製造に資金を提供する人物として登場しています。
新企画「資料にみる企業の歴史」の第一回目は、「『町人考見録』が語る江戸初期の倒産事例」です。今号より数回に分けて、帝国データバンクのキーワードの一つ「倒産」の歴史について紹介します。今回は、三井越後屋の三代目三井高房が残した倒産事例集『町人考見録』を読み解きます。江戸時代の倒産に、現代の倒産に通じるところはあるのでしょうか。
詳しくは WEBマガジン>史料館だより http://www.tdb-muse.jp/report/ のページをご覧ください。