学芸員室の雑記帳

アプローチ

控えめな佇まいのブックラック

現在、テーマ展示「関東大震災と帝国興信所」の内容に合わせて、帝国データバンク・帝国データバンク史料館が刊行した『TDB REPORT』『Muse』の中から震災関連の冊子をピックアップし、テーマ展示のおとなりに置いています。

Museは当館が年2回発行している機関誌。社内外に送付している他、前々号~最新号までを史料館に常時配架し、ご自由にお持ち帰りいただけます。しかし、配架してあるブックラックが出口を出て斜め右後ろという位置。気のせいでしょうか。あまり目立たないような…。

ご見学が予約制になり、お客様のご案内の流れも変わったため、ブックラックの影が薄くなってしまったのかもしれません。Museは展示に関連した資料紹介のほか、信用取引や倒産、老舗、企業家など、豊富な情報がつまっており、歴史にご興味のある方はもちろん、ぜひ多くの方にお読みいただきたく、アプローチの方法に悩んでおります。

例えば、ポップをつけてたくさん置けば目立ちますが、館内の雰囲気に合いませんし、ひっそり収まりすぎていても見つけにくいでしょう。「さりげなく」「目に付くところに」「置台は増やさない」この3つを条件に、配架位置を検討したいと思います。

ちなみに、常時配架しているMuseは前々号~最新号までですが、ストックがあるものはそれ以前でもお渡しできますので、ご来館の際はお気軽にお声がけください。また、当館のホームページでは、創刊号から全ページをデジタルでご覧いただけます。通勤中の読み物や、レポートのネタ探し、ティータイムのお供になんていかがでしょう。「さりげなく」おすすめいたします。

 

Museのバックナンバーはこちらから

(関東大震災の関連号はVol.15Vol.42です)