学芸員室の雑記帳

桜マークの興信所

東京は、華やかな桜の季節が終焉を迎えつつあります。名残惜しいですが、今週末が今シーズン最後の花見となりそうです。コロナ禍も落ちつきつつある中、人出も戻り、今年の桜はこれまで以上にピンク色が華やかに見え、気持ちも弾みます。明日からは新年度、新たな気持ちで人生の節目を迎えられる方にとっても、先の見えなかったコロナ禍から抜け出すタイミングと重なり、良いスタートを切る絶好の機会になることと思います。

さて、弊社にも来週より43名の新入社員が入社します。自身の社会人になった時のことを思い返しますと、期待と不安が交錯していた記憶が蘇ってきます。弊館としては、新たな仲間に、信用調査業の生い立ちや意義・目的などを伝えることで、一日でも早く会社に溶け込んでもらえるようにサポートしたい、そんな思いでおります。

桜の季節になりますと、昭和45年まで本社を構えた桜橋(現在の中央区新富町あたりの旧称)にちなみ、弊社が桜マークの興信所として認知されていたことを、毎年思い出します。桜の花びらの中心に「信」の字を配置した社章を身に着けた調査員に倣い、43名の新入社員が社会に役立つ情報パートナーとして、桜のように華々しく皆さまのお役に立てることを願っています。